みどりグミの海外ドラマ感想BLOG

海外ドラマや映画の感想を書き散らしてます

映画「モアナと伝説の海」感想

モアナ、初日に観てきたのですが感想書くのが遅くなってしまいました。

ネタバレ感想です!

 

 

予告の素晴らしい映像と歌が気になって、楽しみで楽しみで

期待に胸を膨らませていました。

 

結論から言うと…

 

う~~ん

思ってたのと違う…?

 

も~~~~!!!!

予告にまた騙された~!

 

予告のほんわかしたイメージとは違って

本編はかなり冒険アクションでした。

 

まぁでも予想と本編が違うなんてことはよくあることです。

それでも面白い作品ならそれでいいのです。

 

映像と歌は予想以上に素晴らしかったです。

海の表現はもう実写よりも美しい。本当に綺麗でした。

 

その昔世界の創造主の神ティ・フティのこころを盗んだマウイ。

世界は闇に包まれていきます。

おとぎ話だと思われていましたがやがてモアナの島にも異変が。

 

おとぎ話を信じ、(さっきまでピンピンしてたのにいきなり危篤になった)おばあちゃんの言葉を信じ、

たまたま拾った(!?)ティ・フティのこころを手にマウイを探して

ティ・フティにこころを返そうと、海に出るモアナ。

といってもなんのアテもなく、かなり無謀です。

船の扱い方も知らないモアナ。

 

案の定嵐で船は転覆してしまいます。

 

でも偶然流れ着いた島にマウイが居た(!?)

 

強引にマウイを連れ出すことに成功。

船から何度もマウイに投げ飛ばされるモアナですが

海がすぐに助けてくれます。

嵐の時は助けてくれなかったのに…!?

随分気まぐれな海です。

自分の力で進まなければいけないところには手を貸さないということなんだとは思いますが…

 

ココナッツの可愛らしい海賊に襲われるものの

なんとか切り抜ける二人。

 

そしてマウイの釣り針を探しに、釣り針のある島に行きます。

もちろんすぐ着きます(!?)

海おもったより狭い…!?

まぁ海を知り尽くしたマウイの操縦のおかげなんでしょうが…

 

おっきなカニの甲羅に釣り針があるので

二人で協力して取り返します。

この辺りから二人に友情が芽生えます。

 

二人でティ・フティの島に向いますが

ティ・フティを守っている溶岩の悪魔テ・カァにやられてしまい

釣り針にヒビが入り心が折れたマウイは去り、海に一人取り残されるモアナ。

 

そこにおばあちゃん(の霊?)登場!

励まされてモアナは一人でテ・カァに立ち向かう!

 

最初の旅立ちもかなりおばあちゃんに洗脳(?)されていたモアナだったので

なんだかこのおばあちゃんの手のひらの上で全て動かされているという印象。

見守ってくれてるんだろうけどおばあちゃんの圧が強いよ

 

結局マウイも戻ってきてくれて

テ・カァもあっさり倒す(というか手なづけて)

ティ・フティのこころも戻りました。

 

 

もうね、正直

ココナッツの海賊カカモラと闘うところらへんまでは

面白かったと思うんですけど

そこからは何を見せられてるんだろう…という気持ちになっていました。

 

だってもう先の展開が読めるんだもの。

 

子供向け作品だから王道ストーリーなのはわかります。

でも明らかに前半の勢いが後半は失速しているし

あまりにご都合主義すぎて拍子抜け。

正直途中で退屈してしまいました。

 

歌は素晴らしいんだけど同じ歌ばかり何度も流れて

しかも歌のせいで話の流れを止めるからテンポが崩れる。

 

海賊カカモラもあっという間に倒してしまうしもったいないので

これ最後のテ・カァを倒す時にカカモラが邪魔してきたりしてたら

もっと面白かったんじゃないかなぁと(復讐みたいな)

 

テ・カァの倒し方もあっさりしすぎというか

でしょうね…という感じで意外性もなし。 

 

最初の島で出てきた子豚のキャラがとっても可愛かったんですが

海には連れて行かなかったのでビックリしました。

だって予告ポスターに居るからもっと活躍してるんだと思ってたよ

石ばかりつついてる頭の悪い鶏(?)のヘイヘイは連れて行ったけど

すごい活躍しているかといわれるとそうでもなく…

 

ヘイヘイがティ・フティのこころを飲み込むシーンはもちろんありましたが

そのシーンの使いどころはもっと別の場所のほうがよかったのでは。

 

子豚を海に連れて行くのはきっと邪魔だったんだろうと思いますが

画面に居るだけで癒やされていたと思うよ。

 

映画は吹替版で観たのですが

マウイ役の尾上松也さんはいい声だし歌もうまいんですが

マウイのイメージにはちょっと合いませんでした。

少し線が細いというか綺麗すぎるというか。

字幕版のほうのマウイの声の人はめっちゃガチムチですよね…ピッタリ…

 

結局、何事もさほど苦労せずにすんなりとこなしていくから

物足りなさを感じるのかもしれません。

画面もどうしても海に浮かぶ船のシーンが多いので絵面はそこまで変わりません。

 

先も読めてしまう、絵面も変わらない、そこまでコメディもない、

歌にバリエーションがない、主人公たちが苦労しない……では

観ている最中にちょっと飽きてしまいます。

 

もう少し意外性があれば。

もしくは王道ど真ん中で思いっきりやってくれれば。

 

ちなみにモアナはまったくプリンセス感はありません。

ヒロインでもない。むしろヒーロー

 

マウイも伝説の人物にしては気が弱く

二人のバランスは取れてたと思いますし

一切恋愛要素がないところも好感は持てました。

モアナにそこはまったく期待してないところだったから。

 

良い友情関係で終われたのは良かった。

 

でもモアナを劇場に観に行った日の夜に

金曜ロードショーラプンツェルをやっていたので

観ていましたが(もう何度も観てます)

 

やっぱりディズニーの王道ラブロマンス最高だな~~~

と、しみじみ思ってしまった…

ちょうどモアナを観た直後だったから余計に…

 

最近のディスニーはアンチヒロインものが多い気がするので

そろそろまたド定番なラブロマンスが観たくなってきました。

 

まぁでも色々文句は言いつつ

モアナのサントラ買ったんですが。

 

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック <日本語版>

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック <日本語版>

 

 

このパッケージもそうですが

日本のポスターにマウイが居ないのはやっぱり意図的なんでしょうね…

 

イケメンではないし日本人にはちょっと受け入れられづらいところがありそうだし。

でも他の国のポスターではしっかりマウイが入ってるのに

日本ではバッサリですから、ちょっと悲しいですね。

マウイいいキャラなのに。

 

 サントラも英語版だと、ほら。

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック<英語版>

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック<英語版>

 

 

こっちのほうがまだ本編のイメージに近いです。モアナも。

そうそう、こんな男らしい子だった。

 

日本語版のほうのモアナのポーズ、なにそれ?です。

そんなポーズしてなかったぞ。

モアナそんなキャラじゃなかったぞ。

 

予告で抱いたイメージが吉と出るか凶と出るか…

最近はこわくなってきました…!!

 

次はsingを観に行きたいのですが

字幕か吹き替えで迷ってます。